関東大震災時、駅舎竣工から51年が経過していた桜木町駅は老朽化が進んでおり、最初の振動で外壁も天井もボロボロと崩れ落ちてしまったという。揺れが収まった後、駅員らが下敷きになった他の駅員や乗客の救助に取り掛かかったが、野毛方面で発生した火災が迫ってきたために避難。揺れから2時間弱が経った14時20分頃に火が駅に到達し、鉄道開業以来の駅舎は焼け落ちてしまった。このとき、駅前広場にも1万人以上の避難者がいたとされており、持ち物に火が燃え移って焼け死んでしまった避難者も大勢いたという。
・地域
横浜市中区桜木町周辺
・最寄り駅
JR根岸線・市営地下鉄ブルーライン 桜木町駅
みなとみらい線 みなとみらい駅・馬車道駅