2023-07-14 

今昔写真コレクション「本町通り(明治・大正)」「伊勢佐木町(明治・大正)」公開!

こんにちは!横濱今昔写真運営者の島田です。


 大変長らくお待たせいたしました。横濱今昔写真が所蔵する古写真・絵葉書を当サイト今昔写真コレクションページにて公開を開始いたします。公開第一弾は、今から120年前の明治・大正期に撮影された「本町通り」、「伊勢佐木町」の古写真・絵葉書です。

 本町通りは、安政6年(1859)の横浜開港時に造成された関内地区の幹線道路。当時の横浜駅である桜木町駅新南口付近に端を発し、馬車道、日本大通りと交差して元町谷戸橋へと至ります。当時から主要な公共施設や大会社の社屋が建ち並ぶオフィス街であり、景観こそ変化したものの、その地理的環境は今に至るまで健在です。今でも沿道には、大正期から昭和初期にかけて建てられた歴史的建造物が多数残っており、通称”キングの塔”「神奈川県庁」や”ジャックの塔”「横浜市開港記念会館」もこの通り沿いに建っています。特に今回公開する古写真の中には、大正6年(1917)に完成した横浜市開港記念会館が写っているものもあり、100年の時を経て周りの景色が変わってもなお立派にそびえる時計塔の姿は必見です。ぜひご覧ください。


 伊勢佐木町は、明治7年(1874)頃に整備された地域。近隣の横浜公園に存在した「湊崎遊郭」が当地付近に移転され、その周りに商店が集まったことから始まった繁華街・商店街です。明治後期には、現在のデパートやショッピングモールの原型にあたる「勘工場」が町内に登場。大正初期には、日本最初期の映画館複数開設されたことによってシネマ街としての側面を見せるようになります。関東大震災を経て昭和初期には、通りの両側にモダンなビルや個性豊かな商店が軒を連ね、横浜駅や桜木町駅からは送迎バスも運行。夜は通りをネオンの灯りが照らし、ビアホールや舞踏場で夜遊びをする客が練り歩く…最先端地の伊勢佐木町を楽しむ“イセブラ”を楽しむ人々で溢れていました。 戦後になってからは横浜駅やみなとみらいが発達したことよって昔より落ち着いた雰囲気の街となっていますが、今も昭和初期当時の建物がいくつか残っており、かつての豊かな戦前横浜の雰囲気を伺い知ることができます。 今回公開するのは、その伊勢佐木町を移した明治・大正期撮影の写真。先述の勘工場や映画館、明治42年(1909)に創業した横浜市民御用達の書店「有隣堂」の創業直後の姿も見ることができます。現在の横浜の中心地はみなとみらい。当時の中心地は伊勢佐木町。まさに近代横浜のみなとみらいと言えるような当時の最先端地伊勢佐木町の賑わいをご覧ください。


 今後も横濱今昔写真が所蔵する古写真・絵葉書を順次公開いたします。加えて、古写真内に写る建物や施設等を説明するコラムも公開する予定です。公開時には当ホームページやInstagramでお知らせいたしますので、今しばらくお待ちください。


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