V1072 横濱社会辞彙
本町3丁目42番(現本町3丁目30-7)。「横浜取引所」は、明治27年(1894)設立された「横浜蚕糸外四品取引所」を前身とする商品取引所。明治43年(1910)に横浜米柄取引所と合併して横浜取引所と改称し、株式や米殻、蚕糸の取引を行う横浜唯一の定期市場となった。古写真の建物は、火災で焼失した旧建物を大正2年(1913)に再建したもの。
横浜取引所は関東大震災後も存続したが、生糸取引が減少したことによって太平洋戦争中の昭和18年(1943)に解散。戦後の昭和26年(1951)に横浜生糸取引所として復活したが、平成18年(2006)に東京穀物商品取引所と合併したことにより再び解散した。
被写体:横浜取引所
参考文献:横濱社会辞彙、横浜市都市発展記念館webサイト
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