V1007 横濱今昔写真蔵
弁天橋は、現在の桜木町駅新南口前に架かる橋。明治4年(1871)に初めて架橋され、翌年明治5年(1872)に新橋~横浜間の鉄道開通に伴って初代横浜駅(現 桜木町駅)が開業してからは、駅前と関内地区の幹線道路である本町通りとを結ぶ主要な交通路として多くの人に利用された。みなとみらいや横浜駅西口などがまだ存在しなかった時代、当時の中心市街地である関内に繋がるこの弁天橋こそが横浜の玄関口であった。
この古写真は横浜銀行集会所から撮影したものと思われる。弁天橋の向こうには、明治5年(1872)に初代横浜駅として開業した桜木町駅の駅舎が建っているのが見える。当時の駅舎は、今の新南口にあたる場所に建っていた。
被写体:弁天橋 桜木町駅(旧 初代横浜駅)
参考文献:横濱社会辞彙
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