明治・大正時代、現在の中区山下町に置かれていた山下外国人居留地では、日本側と貿易を行う各国の商館が開かれていたが、その中には懐中時計をはじめとした時計を輸入販売する業者も存在した。主としてスイスの工房が時計を作成し、それに商会独自の刻印を掘って販売していた。それらを「商館時計」と呼ぶ。当時の輸入時計の90パーセントを占めた商館時計は、まさに文明開化の象徴と言える存在であった。
山下95番 アール・シュミット商会製
山下96番 謙信洋行
山下10番 コロン商会製
山下175番 ファブル・ブラント商会製
山下90番 ルンゲ&トーマス商会製
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