年代:明治20年(1887)頃
所在地:山下居留地84番→175番
動作:非動態品
ファブル・ブラント商会は、山下居留地175番(現 中区山下町175番 )に存在していた商館。文久3年(1863)にスイス特派使節団として来日したジェームズ・ファブル・ブラント氏により元治元年(1864)に創業された。幕末期には薩摩藩は長州藩に重火器を販売し、明治維新以降は商館時計の販売に従事した。ファブル・ブラント氏は大正12年(1923)に亡くなったが、商会時代は昭和初期まで続いていた。
当品は明治20年代の制作と思われるもので、裏蓋にトレードマークの刻印と「ファブルブラント」の文字が確認できる。
内部
刻印
ファブル・ブラント商会
(日本絵入商人録)
ファブル・ブラント商会跡
(中区山下町175番地)